漫画を読んで感想を書いていくブログ

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リライフ ReLIFE 第10巻 あらすじと感想

今回も引き続きリライフ10巻のあらすじと感想を書いていきます。

9巻では文化祭の準備がメインの話でしたね。

 

日代とクラスメイトの衝突や事件があり、それをうまく解決する海崎をみて日代が態度を改めて無事文化祭の準備が終わります。

そして海崎が衣装合わせの際に、衣装を直そうとした日代の手を振り払ってしまい日代が更衣室から出て行って9巻は終わりました。

さてさて文化祭が始まりどんなことが起こるのか、海崎と日代の2人はどうなるのか。

10巻を楽しんで読んでいきましょう!

 

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リライフ ReLIFE 10巻(左:犬飼、右:朝地)

あらすじ

海崎が日代の手を振り払うのを見ていた夜明はフォローをしないのかと促すも動かない海崎を煽ります。

そんな夜明に海崎は自分は記憶から消えるから意味がないと激昂し、そして自己嫌悪します。

それを見た夜明は海崎に周りに気を遣うのもいいが自身の人生ということも考えてほしいと告げてその場を離れるのでした。

その後文化祭の準備は無事最後まで終わり一致団結するクラス一同。

そんな中狩生だけは怪訝な表情を浮かべ海崎を見ていたのでした。

そして海崎と日代は互いにわだかまりを残したまま青葉祭の3日間が始まります。

青葉祭初日、皆衣装に着替え色めき立った教室ではいろいろなところで記念撮影が始まります。

しかし海崎は自身の記録が残らないよう皆の輪から離れ開店まで過ごすのでした。

開店からしばらくして日代は宣伝回りと本部への顔出しをしてくると狩生に伝え、狩生は同じ実行委員である海崎に伝えない日代に違和感を覚えます。

茶店は盛況で海崎にもようやく自由時間が回ってきます。

狩生はそのタイミングを待っており1人で文化祭を回ろうとする海崎を屋上へと呼び出すのでした。

そして狩生はなぜ皆を避けるのかと海崎を問い詰めます。

困惑した海崎はいろいろ理由を付けて説明しますが、納得しない狩生は海崎に言葉をぶつけます。

皆を説得した海崎がなぜ楽しんでいないのかと。

悩んでいるとしても今の海崎は不愉快であると。

そして海崎が狩生に言った「逃げるな」という言葉を。

自身が言った言葉をぶつけられた海崎は今までの出来事を思い出し気づきます。

たとえ記憶からいなくなるとしても、懸命に生きて関わった出来事は無駄ではなくこれから生きていく皆の中に残り続けるということに。

海崎はそれに気づかせてくれた狩生に感謝を述べると、時間になっても戻らない日代を探すため学校内を走り回ります。

同時刻、日代は男達のナンパに捕まっていました。

日代は何度も断り続け強引にその場を離れようとすると、男の1人に肩を掴まれます。

それに不快感を抱いた日代は手を払いのけ、自身も海崎に不用意に触れ不快感を抱かせていたのではないかと気づき落胆します。

落胆し大人しくなった日代に絡む男達を校舎から見つけ走り出す海崎。

男達が大人しくなった日代の手を強引に引き連れて行こうとしたところで海崎は日代を呼び男の腕を掴みます。

そして先生が探してると嘘を吐き男の手から日代を引き離すと日代の手を引いて走り出します。

不機嫌そうな海崎を見て手が触れてることが不快なんだろうと思った日代は手を離さなくちゃいけないと思いつつも、暖かいその手を離したくないと思い手に力を込めるのでした。

逃げ切った2人はベンチに座ります。

そして日代は男達に触れられ不快だったことを告げ、海崎に不用意に触れ不快感を与えてしまったことを謝ります。

衣装合わせの時のことは誤解だと説明する海崎に日代は安堵の表情を浮かべ、その表情を見た海崎は一緒に文化祭を回ろうと日代を誘うのでした。

懸命に今を楽しむことを決めたこともあり青葉祭も無事最終日の運動祭を迎えます。

クラス対抗全員参加のリレーでアンカーを任された海崎はバトンを受け取り思います。

皆との一体感が気持ちいい今がずっと続いてほしいと。

運動祭が終わり、実行委員の解散の会から帰る海崎と日代。

2人は文化祭の準備であったことを思い返します。

そして日代は諦めず説得してくれた海崎に対し感謝の言葉を言います。

それに対し一緒にやれて楽しかったといい頭を下げ笑う海崎に日代は胸の高鳴りを感じ、男達から逃げるときに引いてくれた手の感触を思い出すのでした。

あの時の気持ちを思い出した日代は、海崎に触ってほしいとお願いします。

突然の願いに困った顔をする海崎に頭を撫でられ日代は心が満たされ嬉しさを感じるのでした。

その夜、小野屋に日代から海崎に恋をしたのかもしれないとメッセージが届きます。

そして後日、一緒に登校する海崎と日代。

お互い相手への気持ちを自覚したことで、2人は相手が自分をどう思っているかが気になります。

そして今までの行動から2人はそれぞれ思います。

海崎「もしかして日代さん、俺のこと好きなんだろうか」

日代「もしかして海崎さん、私のこと嫌いなんでしょうか」

ここで10巻は終わります。

 

感想

ようやっと日代が恋心に気付きましたね!

長かった、ここまで長かった!

悪漢から助けられ手を引かれて離さなくちゃいけないと思いつつ離したくないと手に力を込めるシーンは最高です、可愛かったです。

日代が恋心に気付いた場面の壁が壊れて世界が広がっていく表現はいいですね。

そして青葉祭の最終日、頭を撫でられ嬉しさを表情に出し、海崎の頭を撫でるシーンなんてもうおじさん死んじゃいそうでした。

この後相手の記憶が消えると知りつつも2人はどうするのか楽しみでたまらないですね。

この巻日代の心境の変化も見所ですが、自分はやっぱり海崎と狩生のやり取りも推したいです。

臆病になり皆を避ける海崎に対し、狩生が「逃げんな」と言ったシーンは目頭が熱くなりました。

3巻でのやり取りがあったために尚更ですね。

そしてそれが海崎に昔のやり取りが無駄じゃなかったと気づかせるきっかけになり、これまでの海崎が関わったエピソードのカットインが入る場面は本当に最高でした。

最後にまた先輩のカットインを持ってくるのは反則ですよ…

もらい泣きしちゃいました。

しかしほんと狩生いいキャラだよなぁ…

てことで感想は終わります。

ではまた。