リライフ ReLIFE 第14巻 あらすじと感想
今日も引き続きリライフ14巻の感想を書いていきます。
13巻では周りの協力もあり海崎と日代はクリスマスデートをします。
そして帰り道で2人は互いに想いを相手に伝えることができました。
リライフ生活も残り3か月、漫画も残り2巻。
お互いを忘れてしまう海崎と日代がこの後どうなるのか。
いよいよ目が離せないですね。
それでは14巻のあらすじと感想です。
楽しんで読んでいきましょう!
あらすじ
年始、いつものメンバーで初詣に出かける海崎と日代。
日代は狩生と玉来に海崎と想いを伝えあったことと、それでも海崎とは付き合ってないことを言います。
そのことに2人は驚くも、それがいいと言う日代を2人は祝福します。
そして人混みの中、海崎と手を繋ぐ日代は幸せを噛みしめるのでした。
参拝を済ませた一同は何をお願いしたのかで盛り上がります。
それを少し遠目に見つめる海崎はこの1年を思い返し、リミットが近づく今を名残惜しく思いながら、皆と大人になりたかったなと思うのでした。
3学期も始まり海崎は初めて学期始めのテストを赤点回避します。
そのことで盛り上がる友人たちの輪を遠くから見ていた日代は夜明に切なく思うと漏らし、それを聞いた夜明は日代の変化を嬉しく思います。
研究所に戻った夜明と小野屋。
夜明は課長を探し薬剤課の前を通り、そこで衝撃の事実を聞くことになります。
リライフの薬による記憶消去は近しい人ほど確実に消えるという仕組みになってることを。
それを聞いた夜明は製剤課の友人になぜ教えなかったと詰め寄ります。
海崎と日代の2人が忘れないぐらい思い出を多く残させようと夜明と小野屋が動いていたのにと。
前回のリライフでの夜明を知っていた友人はまた接し方を迷ってしまうと思い黙っていたと言うのでした。
少し日が経ち海崎は夜明を校舎裏に呼び出すと、このまま皆と歳をとることはできないかと尋ねます。
そんな海崎に夜明は4月に比べて変わりましたねと言います。
自信を無くし、人と関わることに臆病になってしまいリライフの1年を無難に過ごそうとしていた当時に比べてと。
それでもやはりそれは叶えられないと伝えます。
その言葉に一息ついた海崎はちょっと悲しそうな笑顔を浮かべ納得します。
それを見た夜明は今度大人になったら小野屋と合わせて3人で飲みに行きましょうというのでした。
内部進学試験の結果発表日にいつもの仲間たちが集まります。
それぞれが自分の番号を見つける中、海崎も自分の番号を見つけます。
無事全員が合格し来年も一緒だと喜びあう仲間たち。
そんな中海崎は皆に卒業旅行に行かないかと提案し、皆乗り気で賛成します。
そして旅行の計画を海崎と日代で立てることになります。
卒業旅行当日。
海崎と日代は皆にしおりを配ります。
そこには分単位のスケジュールが書かれており皆急ぎ移動します。
いろんなところ見て回りはしゃぐ皆。
結局時間通りに進むことはなく、海崎は最後にここだけは行きたいと言い皆をある場所に連れていきます。
それは昔会社の先輩に連れてきてもらった場所でした。
夕焼けに染まる海岸沿い。
その光景に並んで立ち見惚れる一同。
海崎は皆にここは昔ある人に教えてもらった場所でいつもは辛かったり落ち込んだ時に来る場所だと言います。
だけど今日皆で来たことでここは楽しい思い出と皆を思い出せる場所になったと皆に感謝します。
その言葉に皆、また今度大学の卒業旅行とか大人になったら来ようと約束しました。
いつも未来の約束をするとき困った笑顔を浮かべていた海崎は、先輩と夕焼けをここへ見に来る約束を皆と果たせたおかげか清々しい笑顔を浮かべたのでした。
卒業旅行も終わった帰り道、海崎と日代は一緒に歩き今日のことを話します。
そして日代は今日の楽しかった思い出の最後にキスをして欲しいとお願いします。
突然のことに驚く海崎。
しかし海崎は自分なりのけじめだから今はできないと断ります。
ただ大人になったらキスをさせて欲しいと続けました。
その言葉に日代は今しかないのだと思いつつも、自然な笑顔で約束ですよと言うのでした。
そしてついに訪れる卒業式とリライフ終了の日。
教室で担任の激励を受け取ったあと皆で春休みの話をします。
しかし海崎、日代、夜明、小野屋の4人は用事があり会えないと言います。
そしてそれに残念がるもまた4月に会えると笑いあう皆に海崎は言いました。
この1年本当に最高だったと。
皆に出会えて本当によかったと。
ありがとうと。
それに続いて日代も言います。
皆に会えてよかったと。
たくさんの思い出を忘れないと。
皆が大好きだと。
そして最後に黒板の前で集合写真を撮るのでした。
卒業式も終わり夕日に染まる校舎を出る海崎と日代。
日代はそんな校舎へ振り返るとお辞儀をします。
そして花火大会で海崎に言われたことを頑張り変われたかどうか海崎に尋ねます。
そんな日代に海崎は大変良く頑張りましたと褒めるのでした。
それを聞いた日代はご褒美に抱きしめてほしいと言います。
抱きしめあい忘れないという2人。
しかし海崎が被験者であると確信してる日代は忘れたくない、離れたくないと涙が溢れます。
日代が被験者であることを知らない海崎はそんな日代に、忘れないから、来年また大学で一緒だよと言います。
それをいつも言う優しい嘘だと知りながら日代はそうですねと答えるのでした。
ここで14巻は終わります。
おまけストーリーで夜明と小野屋は被験者に渡す最後の薬をもらいに製剤課に行き、そこで2人は2人用の記憶消去に対抗する薬を渡されます。
そしてそれは2人用の薬であり被験者には効果がないと教わります。
しかしそれを聞いても小野屋は日代に飲ませると駄々をこね、夜明はそれを宥め小野屋に薬を飲ませるのでした。
そして2人は海崎と日代の元へそれぞれ向かいます。
感想
涙が止まりません。
海崎と日代の想いもそうですが、サポートをする夜明と小野屋、特に小野屋に感情移入してしまいます。
事情を知ってるためサポートをする2人に近いのもありますが、小野屋は素直に海崎と日代を思った感情を吐露するためだと思います。
そのためおまけストーリーは特に胸に来ましたね。
それに海崎が皆と一緒に年を取りたいと言ったときに、夜明が大人になったら一緒に飲みましょうと言った場面は夜明の優しさが垣間見れるいい場面でした。
でもやっぱこの巻で自分が一番いいなって思ったのは皆で見た夕日の海岸線の場面です。
あの場面で浮かべた多くの想いをのせた海崎の笑顔は本当に最高です。
先輩との過去の後悔を乗り越えたり、今の高校生活への未練を振り切ったりと恐らく今までの色々な感情をのせた笑顔だったんだと思います。
次点はキスを断られたときの日代ですね。
13巻以降嘘を吐くときの笑顔が上手くなり、もうこの場面ではもう普通の笑顔になっています。
海崎が好きだからこそ嘘だとばれて困らせたくなくて上手くなったんでしょうか。
日代の変化が表情でわかる大切な場面だと思います。
卒業式が終わってから皆に別れを告げた時の海崎と日代も良かったんですけどね。
というか、巻が進むごとにどんどん皆好きになって嫌いなキャラいないです。
読んでる自分がこの高校生活が終わってほしくないと思ってしまいます。
てか終わらないで!
次でもう最終巻だよ!
終わってほしくないと思いつつも次が待ち遠しいです。
海崎も日代もお互い忘れちゃうんでしょうか。
どんな結果だろうと2人で幸せになってくれるエンディングだと嬉しいですね。
ちょっと感想短いですがここで終わります。
ではまたノシ