漫画を読んで感想を書いていくブログ

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リライフ ReLIFE 第12巻 あらすじと感想

今日も引き続きリライフ12巻の感想を書いていきます。

11巻は突然の大神と狩生の関係に危機が訪れました。

それは大神が家庭の事情を狩生に話せないことによるすれ違いから起きてしまったのです。

しかし大神は狩生と衝突してしまったことで、海崎と日代に家庭について打ち明け2人から助言をもらうことで狩生にも打ち明ける決心をしたでした。

さて12巻で大神は狩生にちゃんと打ち明けて無事仲直りができるのか。

楽しんで読んでいきましょう!

 

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リライフ ReLIFE 12巻(左:海崎、右:日代)

あらすじ

海崎と日代に打ち明けた日の翌日、大神は担任に内部進学することに決めたと告げます。

その後、大神は狩生を見つけると昨日のことを謝ります。

そして今度は大神から狩生をデートに誘うのでした。

デート当日、大神に助言した手前心配になり尾行をすることにした海崎と日代。

そしてその2人を尾行する夜明と小野屋。

理由は様々あれど3組がデートする形になるのでした。

大神と狩生の2人はぶらぶらとショッピングをし、お揃いのピアスを選びます。

しかし大神は今付けてるピアスを外せないと言い、新しく穴を開けてそっちでお揃いのピアスを付けることを提案します。

すると狩生も一緒に穴を開けると言い、以前も大神とお揃いにするために穴を開けたと伝えるのでした。

2人は今回はピアッサーを買いまた今度お揃いのピアスを買いに来ようと約束をします。

そして大神は話をするため狩生に家に来てほしいと言います。

その後大神と狩生が家に入ってしまったためやむなく尾行を終えた海崎と日代。

デートを見ていた日代は海崎にデート気分を味わってみたいと海崎に手を繋いでほしいとお願いします。

海崎は気持ちを自制するため一度断るも落ち込む日代に仕方なく手を繋いで帰ることにするのでした。

家に入った大神は、狩生を部屋に案内しすべて説明します。

家を出て行った母親、収入の少ない父親、ニートになってしまった兄のこと。

そして今付けてるピアスは兄が元気に働いてるときにくれたもので外したくないということを。

昔頑張ってくれた兄のため、今は兄の復帰を待って大神がバイトを頑張っていることを。

それを聞いた狩生は大神にひどいことを言ってしまったと謝ります。

しかし大神はむしろ言ってくれたから挫けて皆に相談ができたし狩生にも話すことができたと感謝を述べるのでした。

そして大神は内部進学に決めたことを狩生に伝え、互いの気持ちを確かめあいます。

翌日の夜、大神がちゃんと狩生に伝えられたこと聞いた海崎は夜明と、日代は小野屋と部屋でそれぞれ飲みます。

そこで夜明はもともと研究所の表の顔であるコールセンターで働いていたことを、小野屋は洋服屋のショップ店員で働いていたことを知ります。

そして小野屋はコールセンターで悩みを聞いてもらったことをきっかけで研究所に転職した過去を日代に打ち明けるのでした。

その後、日代と海崎が手を繋いでいた話になり小野屋は日代に恋心だと確信したか問いかけます。

しかし日代は恋かどうかはわからないが今の気持ちを小野屋に言います。

もし恋だとしても告白をする意味はないんじゃないかと。

実験が終わって先がないのなら今のままが一番幸せであると。

そしてリライフ中じゃなくて本当の自分で海崎に出会いたかったと。

その後寝るときになり、日代は先がないのなら気持ちを確かめる意味はないけどそれでも確かめたいと思うのでした。

後日、狩生は両想いだと思うのに煮え切らない海崎と日代をどうにかできないかと思います。

そして再試ループに入っている海崎を見た狩生は海崎と大神に勉強会をしないかと提案するのでした。

勉強会当日、部屋を片付けた海崎の部屋のインターホンがなります。

そこには大神と狩生、そして日代が立っていました。

そして勉強会が始まり終盤になると大神にバイト先から電話があり抜けることになり、狩生も一緒に帰ります。

部屋に残される海崎と日代。

そう狩生は大神と協力して海崎と日代の2人きりにすることを画策していたのでした。

2人きりになったもののちゃんと勉強会をやり遂げ一息ついたときに日代は思います。

海崎には日代のようにリライフをするような欠陥が見当たらないのに、部屋に微かに残るタバコの香りや古いオーディオ機器に低い学力は大人に見えると。

そして日代は海崎がトイレに立った隙に大人の証拠がないかと部屋を物色し、ついにクローゼットに隠されたビールとタバコを見つけてしまいます。

トイレから出てクローゼットを開けてる日代を見た海崎は咄嗟に閉めます。

そんな海崎に先程のものが何か問う日代。

あれは親のものだと嘘を吐き、そして逆に日代になんでこんなことをしたのかと問いかけます。

困った顔をする海崎に日代は謝りながら答えます。

海崎のことが気になって、海崎のことを知りたくて、海崎のことが…

(好きだから)

言いかけてはっとなり日代は逃げ出します。

自らの恋心に気付き、さらに海崎が大人であることを確信した日代は嘆きます。

一緒にいるのが楽しくてもっと一緒にいたいと思ってもそれは叶わなくて…

そして大人とわかって嬉しいのに実験が終わったら彼のことを忘れてしまうのが辛くて…

それでもやっぱり彼のことばかり考えてしまう…

こんな切なくて苦しくて悲しいのが恋だなんて…

そして日代は泣き崩れるのでした。

ここで12巻は終わります。

あとはおまけストーリーで小野屋がリライフに悩みを打ち明けていたコールセンターの相手は夜明であり、夜明はそれを知っていることが明かされます。

 

感想

ラストの印象が強すぎて、前半の印象が、影が薄くなってしまう!

前半の日代が手を繋ぎたいと言って海崎と帰るシーンとかいいんですよ。

それ以上にメインの大神が狩生に家庭の事情を告白して、仲直りするシーンはもっといいんです。

狩生の耳に大神がピアッサーで穴を開けるタイミングで唐突にキスをするシーンとか!

それにずっと無理をして走り続けていた大神を狩生が強引に止めてくれたおかげで、大神は立ち止まることができ周りに気が付くことができたと告白する場面とか胸に来るものがあります。

さらにそのあとに大神が兄と狩生のことで話すことができ、海崎の言葉を思い出すときなんて涙でそうでした。

そのあと海崎が夜明と飲んでる最中に思い出す先輩と海を見に行って缶コーヒーで乾杯する場面とかアニメの11話EDを思い出して泣けました。

夕日を見ながら海崎が先輩と缶コーヒーで乾杯していてだんだん先輩が消えてくシーンなんですがアニメで一番好きなカットかもしれないです。

そして実はアニメでは描かれてないんですが、漫画では消えてく先輩の代わりに夜明が缶コーヒーを持って乾杯してる絵があるんですよ。

こういった細かいところもリライフは見所なんです。

と、ここまでこんなにいい場面があるにも関わらず!

ラストの日代が嘆くシーンがすべて持っていきましたね。

海崎が大人であることに気付いたと同時に初めて恋心を気づく日代を見ててすごい切ない。

今まで感じた初めての想いを一つ一つ吐露していき、だんだん涙が溢れ最後には道に座り込んで最後に大好きですっていう演出が最高すぎます。

高校生活もあと4か月。

相手から自分の記憶が消えてしまう2人がどんな選択をするのか残り3巻が楽しみでしょうがないです!

それではここらで感想は終わります。

ではまたノシ