漫画を読んで感想を書いていくブログ

その日読んだ漫画の感想を書いていくブログです。多分にネタばれがあると思うので注意してください

リライフ ReLIFE 第11巻 あらすじと感想

今日も引き続きリライフ11巻の感想を書いていきます。

リライフも残り5巻ですね。

リライフはアニメ化もされていますが、花火大会以降は4話でまとめられており少しボリューム不足を感じるので漫画の方を読んでもらうとより楽しんでもらえると思います。

さて10巻は青葉祭での話で海崎が狩生に勇気づけられたり、日代が恋心に気付いたりと、海崎と日代の関係が進展しました。

この11巻はどんな話になるのか、楽しんで読んでいきましょう!

では11巻のあらすじと感想です。

 

f:id:Hepatica:20201021220543j:plain

リライフ ReLIFE 11巻(左:狩生、右:大神)

あらすじ

昼休み日代、狩生、玉来で食堂でご飯を食べてると狩生はふとつぶやきます。

大神と付き合ってる感じがしなくて、嫌われてるかもしれないと。

いくら土日の予定を聞いて誘っても、いつもバイトが忙しいと断られてる狩生は自信をなくしているのでした。

そして同じとき、海崎、大神、小野屋の3人で食事を食べてると大神も狩生に嫌われてるかもしれないとつぶやいていました。

何度誘われても断り続けそのたび狩生に不機嫌にさせてしまい、バイトも休むことができずそれを申し訳なく感じ弱気になる大神。

そんな大神をみて海崎は誘うほうも避けられてるようで辛いだろうからバイトを休めない理由を説明したほうがいいとアドバイスをします。

そのアドバイスを聞いた大神は気まずそうに頷くのでした。

その夜、大神は狩生からまた土日の予定を聞かれます。

その誘いを大神は再びバイトで忙しいと断り、避けてるわけじゃないと狩生に伝えるもバイトを休めない理由は伝えないのでした。

翌日進路指導を受ける大神、海崎、狩生の3人。

大神は外部進学の話を先生とするも、内部進学に変更できる締切を尋ねます。

大神は外部に進むか、内部に進むか進路に悩んでいたのです。

進路指導が終わり教室から出てきた大神に、狩生は進路を聞こうとするも聞けず行きたい大学も、バイトしてる理由も何も知らないと気づくのでした。

日も変わり、日に日に元気がなくなる大神を見て海崎は悩みがないか尋ねます。

大神は海崎にお金がかかって進路に悩んでいると言うも本当の悩みは打ち明けられませんでした。

次の日曜日、日代、狩生、玉来の3人は大神のバイト先を隠れて見に行きます。

ちゃんとバイトをしてるのを確認した3人はそのまま買い物へ。

その帰り道狩生は1人で大神のバイト先の前を通り掛かります。

その時に丁度大神がバイト先から出てくるのを見掛け声を掛けようとしたとき、大神と一緒にバイト先の先輩である女性も出てきて2人でファミレスに入るのを見てしまうのでした。

後日、狩生は大神と一緒に下校してるとき夕立にあいます。

傘は1本しかなく相合傘をする羽目になり狩生は勇気を出して再び休みの日の予定を聞き、初めてデートをしたいと大神を誘いました。

しかし大神はやはりバイトがあると断ります。

先日大神がバイト先の先輩と一緒にいるのを見てしまい、いつも何も話してくれない大神にとうとう狩生の不満は爆発します。

感情的に大神を責める狩生に対して声を荒げて返してしまう大神。

そして大神はばつが悪そうな表情を浮かべると狩生を置いて走り出し、狩生はその場に座り込んでしまいます。

しばらくして座り込む狩生のとこへ日代が現れ狩生は日代に泣きつくのでした。

海崎が部屋でくつろいでいると突然インターホンが鳴ります。

どうせ夜明だろうと覗き穴を覗くとそこにはびしょぬれになった大神が立っていたのでした。

そんな大神を部屋に上がらせ風呂に入れる海崎。

その間に部屋を片付けていると今度は日代が部屋を訪れます。

日代は狩生を家まで届けるとその足で海崎に相談しにきたのです。

日代から狩生のことを聞き、ずぶ濡れで尋ねてきた大神を見ていた海崎は2人に何かあったのかと大神に尋ねました。

大神は進路について悩んでいることを2人に打ち明けます。

そしてその理由が行きたい大学があるわけじゃなく、内部進学をしたくないという理由であることを。

その理由が家庭内の事情であるということを。

大神の母親は浮気をして家を出ていき、そのショックで父親がしばらく働けなくなり大神の兄がバイトでお金を稼ぎ家事をしていました。

そんな兄はバイトも家事もこなしつつ、大神と同じ高校を優秀な成績で卒業し特待生として内部進学をします。

そして大学を卒業して就職をした兄は家事もあり人付き合いをしてこなかったためにいじめを受けニートになってしまうのでした。

そんな兄がいるためにバイトを休むこともできず、同じ進路に進むことに不安を覚えていると大神は2人に告げます。

そして周りに気を使われず普通に接してもらいたい大神は周りに家庭の事情について話せず、それは狩生についても同様でした。

それを聞いた2人は大神が話してくれたことを感謝し、大神の努力を認めます。

そしてそれはきっと狩生も同じだと大神に伝えます。

2人に胸に抱えたものを打ち明けることができ、それを受け止めてくれたことに大神は涙を流すのでした。

そして大神は狩生にもちゃんと謝って事情を伝えることを決意します。

ここで11巻は終わりです。

 

感想

なんか唐突に大神と狩生の話になりましたね。

花火大会で付き合いだしてうまくいってるのかと思いきやとんだ誤算でした。

確かにこの時期って高校で付き合ってる人たちはいろいろありそうですよね。

進路が違えば会うことも少なくなると思いますし、世の高校生カップルはどうしてるんだろうか…

まぁそれは置いて置きこれまで大神にはスポットは当てられてきませんでした。

大神がバイトをしてる理由も知りませんでしたし、読者は皆狩生と同じ状態でしたね。

人付き合いはしてるけど実、その人のことは何も知らない。

でも実際現実の付き合いもそんなもんだと思いますが…

そんな何でも知ってるような相手が現実にいる人はとても幸せでしょう。

羨ましい限りです。

そして大神のそんな事情から狩生とぶつかってしまうのですが、やっぱ狩生はぶつかってなんぼですね…

一体この漫画で狩生は何回人とぶつかってるんだろうか。

でもそれが狩生のいいところであり、青春してるなって思える部分です。

大神の家庭の事情から気を使われたくないって気持ちもわかりますし、特別な相手から頼ってもらえない狩生の口惜しさもわかります。

両方の気持ちがわかるだけに辛いですが、やっぱり最後には相手を信じて打ち明けるしかないんですよね。

12巻で大神と狩生が上手くいくことを願うばかりです。

あとはやはり打ち明けた大神を受け止めた海崎と日代は素晴らしいですね。

同情なんかではなく頑張った大神を認める場面はとてもいい場面だったと思います。

周りにそんな人がいるだけでも、その人は頑張っていけるんでしょう。

自分もそんな人を見つけられたらいいのですが、なかなか難しいです。

コミュ障には人と付き合うなんて無理ですから…

てことで、11巻の感想を終わりたいと思います。

ではまたノシ