リライフ ReLIFE 第6巻 あらすじと感想
最近急に寒くなってきましたね。
こんな時期は体調を崩しやすいので、皆さんも気を付けてください。
自分も体調には気を付けて毎日、感想を書いていきますよ!
てことで、今日はリライフ6巻の感想になります。
あらすじ
狩生と玉来が仲直りをした夜、海崎は夜明、小野屋と共に家で飲みます。
そこで恋愛についての話になり、海崎は実験終了時に忘れられるとわかっていても次第に高校の友人たちが好きになってきていることを自覚します。
そして後日、海崎は教室でありきたりな友人たちの高校の生活を見て忘れられるとしても今この瞬間を楽しんでいこうと決意しました。
しばらくして海崎は夜明を呼び出し大人に戻れる薬が欲しいと言います。
もうすぐ高校生の姿になって3か月、自殺した先輩の命日が近づいていたのです。
今までも海崎が先輩の墓の前で動けなくなることを知っていた夜明は自身が同行するのを条件に薬を渡します。
先輩の命日、学校終わりに海崎の家で大人の姿に戻る海崎と夜明。
墓の前に来た海崎は昔を思い出します。
海崎の教育係であった営業トップで気さくな先輩。
先輩はいわゆるブラックと言われる会社で生き生きと仕事をし強くて優しく海崎の憧れの存在でした。
だからこそ嫌がらせをする先輩の同僚たちを許せませんでした。
「気にするな、大丈夫だから」という先輩の制止を聞かず介入した結果、嫌がらせは悪化します。
そしてある日、海崎は朝当番で早く会社に来てる先輩を探し開けた扉の先に首を吊った先輩の姿を目撃することになります。
大丈夫と言ってた強い先輩は大丈夫ではなかったと気づき自分を責める海崎。
そしてそんな先輩が自殺したあと集会で美談のように語る社長や、昇進の話をする先輩の同僚に怒りを爆発させた海崎は社長に辞表を叩きつけます。
そこで社長に平社員は辞表じゃなく退職願いだと馬鹿にされ逆に罵倒され解雇されてしまいました。
墓の前でじっと動かない海崎は夜明の声で我に返り帰途に就きます。
墓場を移動する途中海崎は、スーツ姿の男女とすれ違い呼び止められます。
海崎が辞めた会社の後輩であるという2人。
そんな2人から今の会社で海崎は社長から未だに馬鹿にされているということ、そして新入社員たちからはヒーローと呼ばれ尊敬されていることを知ります。
そのあと今のことを2人に尋ねられ海崎はフリーターであること、会社を辞めてすごい苦労したことを伝えます。
だけど会社を辞めてよかったと最後に伝えた海崎の顔には後悔の念だけじゃない感情が浮かんでいました。
そんな日から少しして高校には夏休みが訪れます。
しかし海崎は再試のせいで夏休みも学校に通わなければいけないことを知り、大神も受験対策のために学校に通うことを知ります。
それを聞いた狩生は大神が付属の大学にそのまま上がらないこともあると知り落胆し、それに気づく海崎。
そして夏休み中に海崎は鈍感な大神に恋愛話を持ち掛け狩生を意識させます。
数日後、海崎の言葉に悶々とする大神はファミレスで大人の男性と座っている狩生を見かけます。
焦る大賀は海崎を呼び出し、海崎はその男性が先日あった会社の後輩であることに気付いて6巻は終わります。
感想
今回はひどく重い話でしたね。
最初は日代と狩生、玉来の仲が良くなったエピソードで日代が2人からプレゼントをもらって喜ぶシーンもありニマニマしながら読んでたのですが…
そのあと、とうとう海崎の会社を辞めた過去がすべて明らかになりました。
その経験から海崎は社会に出れなくなり、嫌なものを見て見ぬふりして我慢をすることが正解でそれが大人だったんじゃないかと後悔していたようです。
ですが今回後輩の話から先輩や海崎の行動が無駄ではなかったと知ることができた場面は良かったです。
なんといってもずっと暗かった先輩の顔が明るく書かれ海崎自身がようやく先輩とまた向き合えたと演出されたシーンは一押しですね。
そのあとの海崎の何ともいえない表情がまたいい。
後悔だけじゃない少し前を向く勇気がでた表情。
またそんな海崎を見て帰りの電車で夜明が感謝をいったときの笑顔も良かったです。
夜明の過去に関してはまだ明らかになっていませんが、被験者No001に関して何かあったのでしょう。
そこらへんの伏線の回収も今後が楽しみですね。
しかし今回はそれよりも、巻末のエピソードです!
とうとう大神と狩生の関係に進展がありそう。
約3年狩生の気持ちに気付かなかった超鈍感な大神と恋には奥手な狩生の関係が今後どうやって変わるのか7巻が気になります。
青春してるなぁと思いつつ6巻の感想を終わります。