リライフ ReLIFE 第5巻 あらすじと感想
今日も元気に感想を書いていきたいと思います。
週初めであまり疲れたくないんで時間次第じゃまた途中になるかもしれないな…
てことで5巻のあらすじと感想です!
あらすじ
部活中に玉来が狩生を怪我をさせてしまってから数日。
玉来は怪我をさせた負い目から狩生に声を掛けられず、お昼も一緒に食べることを出来ないでいました。
事情を知らない海崎と日代はそんな違和感に妙な居心地の悪さを感じます。
そして土曜になり、日代は海崎の家へ狩生と玉来のことで相談に訪れます。
仲の良かった2人に何かあったであろうことは想像がつくものの2人の関係に踏み込むことを躊躇する海崎と日代。
2人には苦い経験があったためでした。
海崎には会社の先輩に対する嫌がらせに介入し、嫌がらせをエスカレートさせてしまい先輩を自殺に追い込んでしまった過去が。
日代にはクラスのいじめに介入することで、いじめをエスカレートさせいじめられっ子を転校へ追い込んでしまった過去があったのです。
そんな過去から2人は今の狩生と玉来に干渉するべきか悩むものの、日代は意を決して海崎に共に昔のトラウマを乗り越えるため2人の関係を修復しようと提案します。
後日2人は体育館で居残り練をしていた玉来に話を聞きに行き事情を知ります。
そしてその場面を見ていた犬飼と朝地はまだ教室にいた狩生をその場へ連れていき玉来の想いを狩生に聞かせたのです。
玉来が実は中学での経験から高校ではバレーをやめようとしていたこと。
しかしバレーへの未練から高校の体験入部に参加し、そこで狩生に出会うことで高校3年間を楽しくバレーをやれたこと。
そしてそんな狩生と高校最後の試合に出たいと想うものの狩生に拒絶されることが怖いという想いを。
それを聞いた日代は自身が昔転校することが多く人と関わることを諦めてしまい今現在苦労していることを告げ、仲の良かった2人の関係を大切にしてほしいと玉来にお願いします。
その言葉に勇気づけられた玉来は狩生に声を掛けることを決意したところで狩生達に聞かれていたことに気付き、玉来は狩生に一緒に大会に出たいと言いました。
しかし意固地になった狩生はその願いを聞き入れずに逃げてしまいます。
そして大会当日。
狩生は会場に現れず試合が始まり、海崎と日代は狩生の家へと向かいます。
家にはユニフォームとジャージを着た狩生がいました。
しかし家に来た2人を狩生はあしらいますが、海崎と日代は説得を続けます。
しばらくして狩生は心のうちを明かします。
体験入部の時に玉来とした一緒に並べる実力をつけるという約束を守れなかった悔しさと情けなさを。
試合直前に怪我をしてしまったことでチームメイトに受け入れられないんじゃないかという恐怖を。
そしてやっぱり試合に出ることを諦めきれないという気持ちを。
そんな狩生に2人は行こうと言って手を差し伸べ、狩生はそれを掴みます。
試合は残り1セットというところで狩生は会場に間に合うも形勢は不利。
突然現れた狩生をチームメイトは暖かく迎え、試合を続行します。
結果負けてしまいますが、そのあと狩生は玉来に謝り大学でも一緒にバレーをやろうと言い2人は仲直りします。
そして狩生と玉来は、2人を繋ぎ止めてくれた日代に感謝を言い5巻は終わります。
感想
この巻、目頭が熱くなりました。
人は誰しも相手を傷つけたくないし、傷つきたくないから踏み込むことを躊躇します。
大人になればなるほどそれは顕著になり、失敗があったなら尚更のことです。
でもやっぱりそれを恐れて踏み込めないでいると関係は変わりません。
時間が解決することもあるでしょうが、この本みたいに気持ちをぶつけ合える若さは正直羨ましいです。
そして今回の立役者が今まで人と関わることを諦めていた日代というのが良かったです。
人の関係に疎い日代が狩生と玉来の関係を羨ましく思うと同時に大切に思うことで、不器用なりにも正面からぶつかり関係を修復しようと頑張る姿は輝いてました。
それに海崎の家で相談してた時に先輩と見間違えて海崎が日代に抱きつくのですが、前に家に来た小野屋が抱きつかれてないことを知り不敵な笑みを浮かべるシーンは海崎じゃないですけどドキッとしました。
この巻海崎の過去も語られて衝撃的だったのもありましたが、正直玉来と狩生を日代が説得するエピソードが熱すぎてそっちの方が印象強いです。
若さっていいな、羨ましい!
今回喧嘩して仲直りした2人ですが、表紙に書かれてるようにずっと仲良くいてほしいですね。
てことで感想を終わりたいと思います。