漫画を読んで感想を書いていくブログ

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極黒のブリュンヒルデ 第五巻 あらすじと感想

引き続き極黒のブリュンヒルデの感想を書いていきます。

今日でようやく第五巻ですね。

どんどん話が面白くなってきていて次が気になります。

第四巻では奈波のエピソードでした。

記憶が操作できる魔法使いである奈波に見つかってしまった良太たちはなんとか奈波を説得することに成功し仲間に引き込もうとします。

しかし奈波のビーコンを取り外す算段をしている間にビーコンが発動し奈波は体が崩れてしまいます。

奈波を見て悲しむ寧子たちを悲しませないため奈波は自身の記憶を彼女たちから消し、良太には奈波が見た研究所の記憶を残して逝くのでした。

奈波が残した記憶が良太たちに何をもたらすのか楽しみですね。

それでは楽しんで読んでいきましょう!

 

あらすじ

奈波を忘れてしまった4人の少女たちはいつもと変わらず過ごし、記憶が残っている良太もそれに合わせて過ごしていました。

そんな良太たちには期末試験が迫っていました。

普通の高校生活を過ごしたいという少女たちに勉強こそ高校生活だと良太は説得し、勉強会をすることにします。

翌日、良太は小五郎に呼び出され研究室を訪れます。

良太は小五郎が奈波のことを忘れていないことに気付いていました。

もし鎮死剤のコピーができないと4人の少女もあんな風に死んでしまうと言う良太に、小五郎は早くコピーをするための手掛かりがないと言います。

そんな小五郎に良太は3つ手掛かりがあると言います。

まず一つは教会の地図が記されていた情報端末でそこにパスワードを入力できれば手掛かりが得られるかもしれないこと。

もう一つが奈波が残した記憶で相手の組織の名前が「ヴィンガルフ(魔女の宮殿)」でありさらに上位の組織も存在し、その目的は「神を滅ぼすこと」だと言う情報。

そして最後に体が崩れた奈波に寄生していた得体のしれない生物だと言い良太は小五郎の前に容器を差し出します。

中の生物はもう死んでいると言われた小五郎が容器のふたを開けた途端生物は飛び出し小五郎の顔に貼りつきます。

慌てて小五郎が振り払った生物を踏みつぶす良太。

確かに死んでいたのにと良太は謝り、2人は次の手掛かりである情報端末の電源を入れるため大学にある電波暗室に向かいます。

電波暗室で情報端末の電源を入れ、良太は教会に書かれていた単語を端末に打ち込みます。

しかし端末に表示された文字は「拒絶」、そして表示される時間と回数。

慌てた良太は入力したドイツ語が「偉大な英雄」であることを告げ、小五郎はその人物の名称をいれればいいのでは提案をします。

しかし候補を絞れない良太は小五郎に教会に書かれた文章を見せ、それがニーベルンゲンの歌であることを知りジークフリートと端末に打ち込みます。

時間ぎりぎりで打ち込み終わり、端末には正解と表示され端末は電話をかけ始めるのでした。

電波暗室にいたため電話は繋がらなかったが、発信相手に魔女狩りと書かれていたために電源を落とし電話を掛けることを保留することにしました。

良太が大学を去ったあと小五郎は研究室で踏みつぶされた生物からサンプルを摂取します。

そして良太はヴィンガルフなんて組織がどこにあるのかと悩み、悶々と夜を過ごすのでした。

同じ時期、土屋邑貴は政府関係の建物で配属先の発表を待っていました。

次々配属されていき、邑貴はヴィンガルフへの配属と発表され胡乱げな表情を浮かべます。

そんな組織があったのかと疑問に思いながら建物を出た邑貴を迎えが待っていました。

車に乗った邑貴は車中でこれから向かう所で2年は外に出られなくなること、そして魔法を見ることになると告げられるのでした。

車はどんどん人気のない山奥へと向かい、急に道が開けます。

目の前に厳重なセキュリティがあらわれ、そこを抜けた車は山を掘り進めたトンネルの中を進んでいくと突然壁が爆発します。

横転した車から出た邑貴はそこで超常能力を扱う少女を見つけ、そして少女の体が弾け飛ぶのを見るのでした。

少女を殺した機械を引き連れた男は邑貴を見つけると、所長のところへと案内します。

所長に疑問をぶつける邑貴。

所長は邑貴を納得させるため連れてきた男に宇宙人のいる場所に案内をさせます。

そこで邑貴は磔にされ動かない巨大で地球のものとは思えない生物を見ます。

男はそれを初期のソーサリアンであると言い、20年前宇宙人の遺跡から見つけた痕跡から再生されたものだと言いました。

そして宇宙人である証明として、この生物のDNAの塩基配列はATGCでなく地球上に存在しない分子が含まれていると告げたのでした。

期末試験が近づき勉強会を続ける良太たち。

試験が終わったら海に遊びに行こうと楽しく話をしている最中、突如佳奈の様子が変わり声をあげます。

驚く皆に佳奈は予知の内容を告げます。

カズミが研究所に捕まり、拷問され死ぬ未来が見えたと。

その頃邑貴は研究所でスカジと呼ばれる少女と出会います。

彼女は現状最高の予知能力者であり、そしてその代償としてどんどん体が崩れあと1回の予知で死ぬ運命にありました。

ほとんどの行動を一人ですることが出来なくなっていた彼女をサポートするよう言われる邑貴。

邑貴はスカジと話をし彼女が死ぬ運命にあることを知って尚、人の役に立つために予知をするという姿勢に憤りを感じ、自分の無力さに涙を流すのでした。

翌日学校を早退し佳奈の元に訪れた良太は予知の詳細を聞きます。

そして今回は予知が変えられないこと、そして相手が研究所最高の予知能力者であり未来を変えようとしても干渉してくると言われます。

しかし良太はそれは相手に予知能力者がいない前提であり、今回は佳奈がいるから変えられると返すのでした。

そこへ学校から3人の少女たちが天文台に戻ってきます。

そして先程の予知の詳細の話をすると、良太は小五郎の元へ相談しに行きます。

バスに乗り込む良太を追いかけてきたカズミも一緒に小五郎の元へ向かうのでした。

バスの車内良太の手を握るカズミの手は震えていました。

小五郎の元へと着き、未来への干渉が何か詳細がわからないが予知は変えられると結論づけた良太と小五郎は作戦会議をするのでした。

その帰り道良太はカズミに打ち明けられます。

いつも死に怯えながら、でも皆の前で明るい姿を見せるようにしていたけど誰かの前で泣きたかったと。

涙を流すカズミはその後、冗談だと言っていつでも死ぬ覚悟は出来ていると言って涙をうっすらと浮かべます。

そして最後に良太が好きだったと告げ、一生懸命頑張ってくれてありがとうと感謝を言うのでした。

その頃スカジをサポートをしていた邑貴はスカジが死ぬのが怖い、生きていたいと涙を流すのを見ます。

そしてその願いを打ち砕くように男が現れ、予知をするように言い写真をスカジに見せます。

その写真には小鳥が写っているのでした。

ここで第五巻は終わります。

 

感想

第五巻読んで第一声は、やられたでした。

研究所ではずっと追っている少女を名前でなく番号で呼んでいました。

研究所であり少女たちはモルモットであるために番号呼びに違和感を感じさせなかったのは上手かったです。

そのためメインヒロインでもあり事故で逃げ出す時に意味ありげなエピソードがあった寧子がずっと研究所に追われているもんだと思っていました。

でも確かに小鳥にも不審な点があったんですよね。

事故で逃げ出したにもかかわらず他の3人の少女が小鳥のことを知らなかったりと。

とまぁ、とりあえずそれはおいて置き今回は研究所の内部が新しい登場人物である邑貴の視点や奈波の記憶から少し明かされました。

組織の目的が「神を滅ぼす」ということや、宇宙人の遺跡から宇宙人を再生させていること、そして組織は政府関係ということですね。

まだまだ謎は多いですがこれから少しずつ明かされていくことでしょう。

そしてとうとうカズミが死ぬ予知が来ましたね。

明らかに最近カズミが目立っていましたしフラグがすごいです。

強気で明るく、言いたいことをはっきり言うカズミは現状一番好きなキャラだけに死んでほしくはないんですが…

第六巻で良太たちがどうやって相手の予知を上回るか期待して待ちましょう!

スカジと邑貴の関係も気になりますし、魔女狩りという相手のことも大変気になります。

どんどん引き込まれて先が気になってる極黒のブリュンヒルデ

明日の第六巻を楽しみに今日は寝ます!

ではまたノシ