リライフ ReLIFE 第3巻 感想
さてようやっと3巻の感想を書けます。
2巻の感想に3日も掛けることになるとは思ってみませんでした…
まぁ、過ぎたことは気にせず感想を書いていきましょう。
左の女子が小野屋で、右の男子が夜明です。
3巻も非常に面白い内容でした。
海崎の過去に少し触れたり、人間関係の変化、そして最後にはある人の秘密が明かされます。
胸に来る場面もありましたし、とても読み応えがある巻だと思います。
ではここからはちょっとあらすじを交えながら細かくいきますよ！
3巻の冒頭は海崎が保健室で目を覚ますところから始まります。
そりゃ2巻の終わりで海崎と狩生が階段を転げ落ちたんで当たり前ですか。
目を覚ました海崎は日代が2人を見つけて知らせてくれたことを保健室の先生から聞き、先生が退室したあと隣に寝ている狩生を見て社会人時代を思い出します。
昔、海崎の教育係であった女性の先輩が営業の成績が優秀だったことで同僚の男性達から嫌がらせを受けていたことを。
しばらくして目を覚ました狩生に海崎はなぜ日代の鞄を持っていたかを問い詰めます。
海崎に「逃げるな」と言われた狩生は弱弱しく嫌がらせをしようとしたと答えます。
海崎はそんな狩生を見て昔の先輩の同僚を思い出し、この1ヵ月を見てきた狩生に感じたんでしょう。
あんな大人になってほしくないと。
そして狩生が努力をしても結果を出せず他人を貶めることで自分を貶めようとしていたことを海崎に叱られ、努力を認められることで彼女の気持ちが救われ涙する場面はとても胸に来るものがありました。
この場面は実際に読んで見てほしい場面ですね。
少しして狩生が泣き止み海崎が帰路についたころ、正門で彼を待っていた日代は彼が狩生をかばって階段下に倒れたのをみて心がもやっとしたことを思い出します。
そして今まで感じたことのない感情を疑問に思う日代のところに海崎が現れ、彼女は狩生がなぜ自分の鞄を持っていたのか彼に尋ねます。
困った海崎は最初2人の関係が悪くならないように嘘をつきますが、最後には本当のことを伝えることにしました。
狩生の行動が理解できない日代は尋ねるため狩生を待つといい海崎と別れますが、海崎は2人が気になって覗き見を始めなぜかそこに夜明が合流。
しばらくして狩生が正門に姿を見せると、日代は彼女に直球で尋ねます。
「私のことが嫌いですか？」
そんな質問に狩生は逃げずに嫌いだと答えますが、日代の作り笑いをみたことで今までの彼女の行動が自分の勘違いであることを知ります。
そして狩生はちゃんと謝ることで日代と和解し、2人は友達になりました。
なんかこういう衝突って若者らしいですよね。
大人になって顔色ばかり窺うようになり本当の気持ちを隠し仕事を円滑にまわすことを優先するようになったなって感じます。
そんな大事件からしばらくしてＧＷになり、海崎がアパートでごろごろしてると大神から連絡がきます。
未だに再試をクリアできてない海崎のために勉強を教えにきて今扉の前にいると、そしてそこに同じくクリアできてない小野屋もいると。
驚いた海崎は急ぎ大人である証拠（酒、タバコ、匂い）を片付け2人を迎え入れます。
3人で勉強を始めるんですが、鈍感な大神をネタに海崎と小野屋がからかう会話が面白いんですよね。
こういう会話もなんか若々しさを感じますね…
勉強も終盤に差し掛かったころ大神にバイト先から連絡があり急遽いなくなって、海崎と小野屋の2人きりになるんですがこのタイミングで彼女が衝撃的な告白をします。
昔コンビニでバイトしていた大人びた（大人の）海崎を見かけたことがあり、一目惚れだったと…。
そして小野屋は海崎に気持ちを伝え迫ります。
この場面の彼女は眼鏡を外して髪を解くんですが、めっちゃ可愛いです！
あんなに可愛い子に迫られても海崎は小野屋を受け入れないんですよ。
それで彼女を引き離したタイミングで夜明が登場。
実はリライフの実験で被験者を観察するために盗聴とかされてたんですよね、常時ではないんですが。
そのこともあり異変に気付いた夜明が駆け付けたってわけです。
そして2人を見た夜明は彼女の頭を掴んで言います。
被験者への過度の干渉はＮＧであると。
そう勘がいい人は気づいてたと思うんですが、実は小野屋はリライフ研究所の社員だったんですね…
社員であることに気付いた海崎は今までの告白は嘘でしたと告げられ唖然としたところで3巻は終わります。
このあとのおまけ話でもともと海崎の担当は小野屋であったことが語られますが、なぜ担当を外れたかは語られません。
謎です。
3巻終わりましたね。
1－2巻に比べてコメディよりシリアス多めだった気がします。
特に海崎と狩生のやり取りは前にも書いたように実際に読んでほしい！
小野屋も編入生だからもしかしてリライフしてる人なのかと思ったらむしろ社員だったのも驚きでした。
日代も何か心境の変化が現れてきたようですし、今後海崎や友人たちとどう過ごしていくかも気になります。
海崎の教育係の先輩とも何があったのか気になるし4巻が楽しみです。
